当院では経鼻からの上部消化管内視鏡検査を行っています。経鼻内視鏡の直径は5‐6㎜であり、通常の経口内視鏡の8-9mmの約半分です。
経鼻内視鏡のメリットとしては、のどの反射が抑えられるため挿入時のつらさや嘔吐感、息苦しさが経口内視鏡に比べ軽減されます。また、検査中の心拍数や血圧にも負担がかかりにくくなっています。検査中の会話も可能です。そのため、鎮静剤は使用しておりません。
デメリットとしては、病巣の拡大観察ができないこと、大きな病巣の切除や処置ができないこと、まれに検査後に鼻血がでることなどがあげられます。
一般的な組織の検査は可能であり、検査後に治療や処置が必要な場合はご希望の病院に紹介させていただいております。鼻が狭い方は経鼻内視鏡をお口から挿入することもできるので、希望される方はご相談ください。